今年入社の新入りが、襖を張る練習をしています。 ただ、張るだけじゃ、なかなか上達しないだろうという事で、いろんな張り方を学んでもらっています。 練習用の襖は、まあもちろん年代物です。 下地の状態も決して良くありません。 そのため、張り上がったときに、下地処理によって随分差が出来ます。 つまり、下地のやり方を色々試すには、むしろいい練習台なんですよね。 と、いうわけで、下地処理や張り方を、4種類に分けて写真に撮ってみました。 ちなみに今回使用したのは、襖芯のない、段ボールや発泡スチロールで出来た、簡易の襖です。 実は本来は張り替えに不向きです。 で、下張りをした場合と、しなかった場合を比べます。 下張りは、受け紙といって、薄い和紙のようなものを張ります。 そのうえで、仕上げを張っていきます。 まずは、全面ノリをした場合。 技術が最もいらないタイプ。 時折こうやってはってるケースを見かけます。 結果は、アクだらけ。 これじゃあ、売り物になりません。 次に、袋張り。外周だけノリをつけた張り方です。 一般的にはよく見かけるのですが、下地処理をしないと、襖の中身が透けて見えちゃいます。 さいごに、受け紙で下張りをしたうえに、仕上げも袋張りします。 背景が透けるのは無くなりました。 新入りが張ったので、まだまだ完璧ではありませんが、張り方、下地処理によって、随分差があるのは、写真で伝わりましたでしょうか? 写真が下手で分かりにくいか、ちょっと心配です。 |
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